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2020年8月5日 | Customer News

サーモフィッシャーサイエンティフィックとテカンの自動化技術の活用によるCOVID-19検査の世界的規模での拡大

テカン(Tecan、SIX Switzerland Exchange:TECN)と、サイエンスにおけるグローバルリーダー企業である サーモフィッシャーサイエンティフィック(Thermo Fisher Scientific 、NYSE:TMO)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査のスケールアップを世界中で実現するためにコラボレーションを発表しました。サーモフィッシャーサイエンティフィックは、COVID-19検査の世界的な需要の増加に対応するため、1日で最大6000サンプルを分析する新しい高度自動化リアルタイムPCRソリューションを導入しています。ハイスループットシステムにより、検査室の検査能力を2倍から3倍まで増やすことが可能となります。これは地域社会における職場復帰や学校再開などへ取り組みの一助を担います。

このシステムには、Tecanのラボラトリー自動化用分注機の幅広いポートフォリオのひとつであるFluent Laboratory Workstationと、機器および消耗品の使用状況分析/レポート作成ソフトウェアであるIntrospectで構成されています。

Thermo Fisher Scientific Amplitude Solutionは、同社のApplied Biosystems QuantStudio7 PCR装置とTecanの分注機を活用した分子診断検査システムです。そのモジュラーソリューションは、ハンズオン時間、実験室スペースおよび人員リソースを最小化することにより,4ステップの工程で検査結果を提供します。

TecanのCEOであるDr. Achim Leoprechtingは、「サーモフィッシャーサイエンティフィック社と提携し、Fluent ワークステーションやIntrospect ソフトウェアによるCOVID-19検査能力のさらなる拡大に向けた取り組みを支援していくことをたいへん嬉しく思います。この前例のない時期に、研究を加速し、治療法の発見を支援し、検査を世界規模で拡大することで、コロナ禍の潮流を変える取り組みに熱心に貢献してまいります」とコメントしました。

サーモフィッシャーサイエンティフィック社の社長兼最高経営責任者であるMarc N.Casper氏は、「検査能力の向上は、地域社会が学校や事業を再開する計画において重要な要素のひとつです。検査を拡大するための現在のアプローチには、相当な資源と人員が必要です。」と述べました。「この自動化されたハイスループット・ソリューションにより、世界中の検査室が検査数を増やし、一般の人々が検査結果をより迅速に得ることができるようになるでしょう」。

Amplitude Solutionは、サーモフィッシャーのApplied Biosystems TaqPath COVID-19 Combo Kitを利用しており、COVID-19を引き起こすウイルスであるSARS-CoV-2から核酸を定性的に検出するために必要なアッセイおよび制御を含む高速で高感度のマルチプレックス診断検査です。同社は、この新たなEnd-to-endソリューションを米国食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)として提出し、世界的に追加登録を確保する予定です。

この提供の一環として、Amplitude Solutionの顧客は、サーモフィッシャーと供給契約を締結し、試薬および消耗品を先行的かつ確実に供給できるよう確保することができます。サーモフィッシャーからの専用の24時間週7日のカスタマーサポート体制のもと、試薬、消耗品、テストキットを含むトータルソリューションを1つのソースから入手できます。

Amplitude Solutionの詳細については、www.thermofisher.com/amplitude をご覧ください。

この記事の本文はTecan(本社 スイス)が、2020年8月5日に発表したプレスリリースをテカンジャパンが日本語に翻訳したものです。 翻訳文の表現等に疑義が生じた場合は、原文こちらをご参照ください。